2013年5月31日金曜日

帆前掛けをつけて仕事をする

以前、印半纏を着て仕事をする職人さんや番頭さんたちの話しをこのブログで書かせていただきましたが、印染の中でもう一つ「仕事」の時に身に着けるアイテムがあります。
それが「帆前掛け」です。

酒屋さんや八百屋さんが腰に巻いているイメージをする方々が多いと思います。
元来、お店で働く方々が衣服への汚れを防ぐために腰に巻いていたものです。

またダンボールの無い時代、お酒や青果を運ぶ際に木箱を使用していたため、ズボンを擦れから守るために腰に巻いていました。
ですので、帆前掛けを染色する際は、綿生地の中でも厚手の帆前掛け専用の生地を使用します。

今では、エプロン代わりに帆前掛けをするお店も増えてきました。

弊社の職人さんたちは、染料で衣服が汚れないように毎日腰に巻いています。
重い荷物を運ぶ時にも重宝しています。

弊社は、1枚からオリジナルオーダーの帆前掛けをお作りしています。
お気軽にご相談下さい。

お店のユニフォームに帆前掛けをお勧めします。


2013年5月30日木曜日

日本の風情を演出する日除け暖簾(のれん)

本州では今日にも梅雨入りになると言われていますが、今年も暑い季節がやってきました。
店先や店内を直射日光から守り、看板代わりにお店の顔になってくれるのが「日除け暖簾(のれん)」です。

生地を染色して制作した日除け暖簾(のれん)は、完全に太陽の明るさを遮断しないので、日本独特のおもむきのある空間を作り出す効果があります。

看板の代わりとしてだけではなく、生地ならではの風合いで、和の風情を店先に演出したい場合にもお勧めしたい印染商品です。

※弊社では、日除け暖簾(のれん)を掛ける際に必要な竹竿やおもり石もご用意しております。

店先が和の雰囲気になります。

2013年5月29日水曜日

来月、第22回YOSAKOIソーラン祭り開催

来月、札幌で第22回YOSAKOIソーラン祭りが開催されます。
第22回YOSAKOIソーラン祭りのオフィシャルサイトのTOPページに掲載されているお写真が、弊社で「よさこい旗」をお作りさせて頂いている「ひがしかぐら東神酔華の舞」様なので、とても嬉しいです。

今年も我が社のスタッフが見学に行きます。
よさこい衣装やよさこい旗をお作りさせて頂いたお客様を、応援したいと思います。
写真もいっぱい撮らせてもらいます。

今から楽しみです。
お客様が力一杯踊れるように、天気だけは晴れて欲しいと思います。

第22回YOSAKOIソーラン祭りオフィシャルサイト

2013年5月28日火曜日

手ぬぐいでクールビズ

旭川もやっと春らしい陽気になったかと思えば、今日は日中30℃近くまで上がりました。
今月初旬に雪が降っていたのが信じられません。

工場では、職人さんたちが、手ぬぐいを首や頭に巻いて作業をしています。
手ぬぐいを首に巻くと、汗を拭うのはもちろん、けっこう涼しいんですよ。

水に濡らして首に巻いている職人さんやスタッフもいます。
干しておくと、タオルより渇きが早いのでいいですよ。

当社の捺染で染めている手ぬぐいは、肌触りの良い生地にこだわり、大半サイズでお作りしますので、頭や首に巻く際に便利だと思います。
是非一度お試しください。

捺染は細かいデザインを染めるのに最適な技法です。




2013年5月27日月曜日

太鼓衣装としての半纏、法被

お祭りといえば太鼓を連想する方も多いのではないでしょうか。
太鼓を演奏するお客様に人気なのが、袖が短い半纏、法被や袖の無い半纏、法被です。
※弊社では基本的に半纏と法被は同じものを指しているので、今回のブログでは、これ以降「法被」で統一させていただきます。予めご了承ください。

弊社では、袖が短い法被の袖を「飾り袖」と呼んでいます。
基本的に肩口から5cmほどの袖を付けた状態です。
法被自体がゆったりして着るものなので、飾り袖の法被を着ている人を見ると「半袖」のような状態に見えると思います。

袖なしの法被は、肩口から袖を完全に落とした状態になります。
こちらは着方によって、肩の生地部分が「飾り」に見えると思います。

HPで紹介している制作事例を見て頂き、お好みの袖をお選びください。
大きく分けて、通常袖、飾り袖、袖なしの3種類がございます。
オーダーで仕上げますので、お気軽にご相談下さい。

近年は化繊生地を使用して、創作型の太鼓衣装をご希望されるお客様もいらっしゃいます。

こちらの太鼓チーム様は、通常袖と袖なしの法被です。







2013年5月24日金曜日

暖簾(のれん)のあるお店

暖簾(のれん)は、漢字から判るように簾(すだれ)の隙間を覆い、屋内を暖かくする垂れ布が起源だと言われています。
そこにお店の屋号を入れて掛けるようになり、お店の入り口に掛けるお店の顔となっております。
皆様は色々なところで見るのではないでしょうか。

お店の屋号を入れて染める暖簾(のれん)は、どんなお店に掛かっているでしょうか。
代表的なお店は、蕎麦屋さん、うどん屋さん、お寿司屋さん、ラーメン屋さん、定食屋さんなどの「和食」や「中華」の飲食店ですよね。

飲食店以外ですと、着物屋さん、旅館などが頭に浮かびます。

暖簾(のれん)のある風景は、どこか「和」を感じさせます。
日本文化の1つです。
お客様の大切なお店の「顔」。
そんな暖簾(のれん)を染め上げる仕事をできることを有難いと感じます。
今日も1つ1つ丁寧に、丁寧にお作りしております。

地元旭川のお寿司屋さんの暖簾(のれん)です。
弊社でお作りさせて頂きました。



2013年5月23日木曜日

印半纏を着る職業

印半纏は、伝統的な日本の仕事着(制服)の1つです。
印半纏を着てお仕事をする職業は、どんな職業があるのでしょうか。
印半纏とは、屋号や家紋、会の紋などが、背中の大紋に入った半纏のことです。
法被と言う方もいらっしゃると思います。

パッと頭に浮かぶのは、大工さん、植木屋さんといったいわゆる「職人さん」です。
後は、旅館の番頭さんや従業員さん。
和菓子や日本酒などの「和食」を連想させるお店の方々も、印半纏を着ていてもおかしくないイメージがあります。

弊社では、印半纏を着て働くお客様に喜んでもらえる印半纏をお作りするために日々精進しおります。
基本的に、綿生地を本染技法で染色してお作りしています。
綿生地を本染めしてお作りした印半纏(法被)は、発色や風合いが良いのは勿論、着れば着るほど肌に馴染みます。
また着れば着るほど、風合いも良くなってきます。

デザインや仕立て方も、お客様のご要望に合わせてお作りさせて頂いております。
3000色以上の色合わせも可能ですので、お店のイメージカラーに合わせた印半纏も制作可能です。

背中の大紋にロゴを入れた印半纏の1例です。
制作から5年経ったものです。風合いがあります。


2013年5月22日水曜日

三社祭の話をもう少し

三社祭が終わり、2日が経ちました。
祭後の浅草は、まだ提灯が飾ってあったり、三社祭後の感謝セールをしているお店があったりと、少しまだ余韻がありますが、、観光客や修学旅行生で賑わい、いつもの雰囲気になってきました。

そういえば、お祭り期間中に珍しいものを見ました。
雷門の大提灯が畳まれていたのです。
御神輿が通る時に、当たらないように畳むそうです。
この提灯を畳むのは、三社祭と台風の時だけだそうです。
珍しいというよりは、三社祭ならではの風景なんですね。

畳まれた雷門の提灯です。

2013年5月21日火曜日

理念

木野 親之著




『松下幸之助に学ぶ 指導者の365日』



―この時代をいかに乗り切るか―



5月22日 「なぜ、経営をしなければならないか』



「なぜ、経営をしなければならないか。



それが、はっきりわかっておればまず、経営は成り立つものと思う」



これは幸之助の口癖のように、何回も聞かされた言葉です。



新しい時代に生き残ることの出来る人間は、変化に適用出来る人間だけです。



一人の人間の熱い思いが、経営を成功へと導くのです。



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ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由

岩田 松雄 著


なぜ経営をしなければならないのか



参考になる おすすめの一冊



ただし 一人で読んでください



涙がとまらなくなりますから。



ミッション パッション 理念の実現のために 頑張りましょう!



2013年5月20日月曜日

【浅草 染の安坊】 鹿児島 山形屋 催事

【浅草 染の安坊】

鹿児島 山形屋 様にて催事開催!

1階1号館と2号館の間、特設会場にて

「大江戸のれん市」

5月22日(水)~28日(火)

たくさんのお越しをお待ち申し上げております。

2013年5月19日日曜日

三社祭の御神輿

弊社子会社の「染の安坊」がある町内の御神輿です。
染の安坊のスタッフも担いでいます。
この土地にお店を出させて頂いて10年、長いようで早いようで・・・あっという間ですね。
ここまで続けてられることは、本当に皆様のおかげです。
改めて日頃の感謝の気持ちが込み上がる一日です。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

染の安坊がある町内会の御神輿です。


2013年5月18日土曜日

浅草 三社祭 染の安坊



浅草は三社祭 子会社である【染の安坊】にて三社祭限定手ぬぐい販売しています!
是非お立ち寄りください!

2013年5月17日金曜日

5月17日の日経MJ新聞に掲載して頂きました。

本日、5月17日の日経MJ新聞に我が社の記事が掲載されました。
少しでも多くの方に印染のことをして頂けましたら嬉しいです。
皆さんが日頃、時々目にする半纏、法被や旗や暖簾などは、「印染」商品となります。
お客様の屋号や団体名を生地に印し、お客様のハレの日を演出するお手伝いができればと、従業員一同、日々精進しております。

掲載記事です。

2013年5月16日木曜日

工場見学の御礼が届きました。

先日、我が社を見学してくださった正和小学校2年生の生徒様から、御礼と感想文が届きました。
とても有難く、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
工場見学に来ていただいて本当に良かったです。
皆さんの心の中に、少しでも印染の文化が残ればとても嬉しいです。

生徒の皆さんから届いたお手紙です。
本当にありがとうございます。

2013年5月15日水曜日

半纏の衿替え

水野染工場では、ほとんどの印染商品をデザインから仕立てまで一貫生産でお作りしています。
半纏や旗や暖簾などを仕立てる「縫製課」に行ってみると、半纏の衿替えをしていました。
弊社は、半纏の衿替えも承っております。
会の名前が変わった、衿部分が擦れたので変えたいなど、既存の半纏を活かして衿だけを取り換えて使用するお客様がいらっしゃるので、そのご要望にお応えさせて頂いております。

本染の半纏、法被は、風合い、着心地などとても良いものですので、少しでも長くご使用いただきたいと思います。

古くなった半纏を複製することも可能です。
現在ご使用中の半纏をお送りいただけましたら、使用している生地を判断し、採寸し、衿文字や大紋、腰柄などのデザインをおこし、ご希望の色に染め上げます。

衿を取り換えているところです。1つ1つ丁寧に仕立てます。

2013年5月14日火曜日

地元の小学生が工場見学に来ました。

今日は、地元の正和小学校2年生の9名様が工場見学に来ました。
「よろしくお願いしま~す。」とみんなで元気な挨拶をしてくれて、会社全体が笑顔になりました。
大漁旗を染めていた引染工場、手ぬぐいを染めていた捺染工場などを見学し、印染商品を一貫生産している我が社の一通りの工場を見学して頂きました。
元気に質問してくれたり、職人さんをずーっと目で追ったりしてくれていました。
小学生の皆さんが印染に興味を持っていただけたら幸いです。
それだけでも、我が社の存在価値があると改めて感じた1日でした。

職人さんの手元を興味津々に見ながら質問していました。

2013年5月13日月曜日

丁寧な色合わせをして染めています。

職人さんが、一色一色丁寧に色合わせをしていました。
お客様のご要望に合わせた色で染色しますので、色試験が欠かせません。
染料の配合から始まり、湿度、気温などを考慮し、色を合わせていきます。
お客様のこだわりが、「カタチ」になるようにと丁寧に合わせていきます。
3000色以上の色合わせが可能ですので、お気軽にご相談下さい。

色試験したものと色見本帳を合わせているところです。

2013年5月10日金曜日

祭半纏の季節になりました。

夏祭りに向けて、祭半纏や神輿半纏の制作が増えてきました。
地域によって「法被」と言うお客様と、「半纏」と言うお客様がいます。
この件に関しては衣服史の中で、色々な話しがあります。
弊社では、現状を踏まえた上で基本的に「半纏」と「法被」は同じものしてご説明させていただいております。

少し前置きが長くなりましたが、本日地元旭川の神輿をあげる会「粋旭」のお客様が、神輿半纏を新調されたのでお写真を撮らせて頂きました。
体の大きいお客様なので、特寸サイズです。
生地は通常の2枚分を使用して仕立てます。

今年も元気に神輿を担ぐ姿を見せてくださると思います。
夏祭りが待ち遠しいです。

本染めの仕上がりにご満悦でした。

2013年5月9日木曜日

生地に花火を打ち上げました。

今日は少し難しい柄の手ぬぐいを染色しました。
職人さんが「生地に花火を打ち上げるからな」と一言。
真っ白な生地を敷き、1色目を染色します。
続けて2色目を染色します。
最後に3色目の地色(黒)を染色すると・・・
生地に綺麗な花火が打ち上がりました。

細かい柄がぶつかり合っているので、ズレないように染色するのは、職人技が必要となります。
染料の固さ調整、室温、湿度調整などなど、長年の経験が必要となります。

数枚染めた後に職人さんが「まだまだ綺麗に打ち上げられるな」とポツリ。
再度微調整を始めていました。
綺麗な花火が打ち上がった手ぬぐいの完成が楽しみです。

左から1色目、2色目、3色目です。

2013年5月8日水曜日

ウィンドウディスプレイがよさこい仕様になりました

全国各地でよさこい祭りが開催される季節になってきましたので、お店のウィンドウディスプレイが「よさこい仕様」に変わりました。
飾っているのは、弊社オリジナル和柄デザインの振袖型長半纏です。
弊社では、弊社オリジナル和柄デザインの振袖型長半纏にチーム名やロゴをお入れして制作する「セミオーダー」と、お客様のご要望をカタチにする「フルオーダー」を中心によさこい衣装をお作りさせて頂いております。
1枚からでもお作り致しますので、お気軽にご相談ください。

これからお祭りシーズン!
6月に札幌で開催される「よさこいソーラン祭り」が楽しみです。
全国のお客様からのお便りも楽しみです。

振袖型長半纏のデザインは50種類以上あります。



2013年5月7日火曜日

沢山のお客様からお写真が届きました。

北海道の寒いゴールデンウィークが終わりました。
札幌や帯広では何年ぶりかで降雪の観測が有り、本当に寒い連休でした。
桜が咲くのはもう少し先の様です。

この連休中に沢山のお客様からお写真とお便りが届きました。
大漁旗をお作りさせていただいたお客様、よさこい衣装用の法被をお作りさせていただいたお客様、暖簾(のれん)と日除け暖簾をお作りさせていただいたお客様などなど、本当に沢山のお写真を拝見させていたただきました。

皆さんの笑顔や元気な顔を見ていると、我々スタッフ一同も元気になり、仕事の活力になります。
少しでも沢山のお客様に喜んでもらえるように、これからも一生懸命商品を作りたいと思います。

大阪府のよさこいチーム友義様から届いたお写真です。
初舞台に我が社で制作した法被を着てくださいました。

2013年5月2日木曜日

年に一度の恒例行事、経営方針発表会(第25期)

今日は、第25期経営方針発表会です。
全社員さんに、今期と今後の水野染工場の方針を伝える大事な会議です。
お客様に「ありがとう」と言ってもらえるために、日々精進していきます。

水野染工場の第25期経営方針発表会の様子です。


2013年5月1日水曜日

大きな「よさこい旗」を振るのは大変です。

ゴールデンウィークの前半が終わり、早速お客様からお写真が届きました。
縦350cm×横500cmの大きな「よさこい旗」を一生懸命振っているお写真です。
このサイズの旗を演舞中振り続けるのは、とても大変です。
日頃の練習や体作りをしっかりしてなければ、ちゃんと振れません。
特に風が強い日は大変だと思います。

ちなみに弊社スタッフが、縦200cm×横300cmの旗を振ったら、30秒も持ちませんでした。

お写真のチーム様は、とても綺麗に旗が舞っているので、力、技術ともにレベルの高い旗振り師だと思います。
躍動感ある素敵なお写真をお送り頂き、有難く思います。
弊社でお作りさせていただいた旗が、こんなに元気よく舞っている姿を見れて光栄です。

千葉県の南総みよし烈華隊様のよさこい旗お写真です。