夏の気配がじりじりと近づいてくるのを感じます。
引染部屋を訪ねてみると、職人さんたちが糊置き作業をしていました。
ヘラを使って糊を置いたあと、潰れている部分はないか、気泡が入ってしまっていないか、細かなところまでじっと目を凝らして確認します。
そうして見つけたほんの小さな潰れやゆがみを、かに用スプーンを改良して作った手製の道具、通称「武器」を使って、丁寧に修正していきます。
見る目と染める手、そして道具。職人の「武器」でお客様の想い
を染め上げます。
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潰れてしまった部分の糊を丁寧に削っていきます。 |
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